いろいろ書評

読んだ本についてジャンル問わず短評していきます(ネタバレ注意)。

         『探偵はもう、死んでいる』書評

  •  はじめに

 今回から、私が読んだ本いついての書評をやっていきます!

 ジャンルは様々ですが、今回は初回ということで、わりかし話題にし易そうなライトノベルから、最近読んだ

 『探偵はもう、死んでいる』(以下『たんもし』)

 の書評を書こうと思います。(ネタバレの恐れがあるので注意してください。)

 

  •  本について

 『たんもし』は角川のMF文庫Jから2019年11月に出版された、著者二語十氏によるライトノベルです。イラストは『うみぼうず』先生。(2021年5月中には5巻発売予定)第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》を受賞。2021年夏アニメ放送予定。

 ジャンルについて、タイトルを見れば誰もがミステリー小説を連想すると思います。

 (実際私も、最初は探偵が精神的に死んでいる?けど事件を解決する。とか、ゾンビ探偵的な何かを想像していました。)

 しかし、内容はミステリー…、+ラブコメ(お約束)+バトルアクション+ファンタジーと1つに絞れませんでした。

 

  • 書評

 読んでみてまず思ったことは、とても読み易い文章だと感じました。ミステリー小説をイメージしていたので内容がややこしくなる事を覚悟していたのですが、とても簡潔にまとめられていると思いました。だからと言って内容が薄いわけではありません。

 主人公は『極度の巻き込まれ体質(主人公の特権)』から中学生のある日ハイジャックに遭遇する。そこで名探偵の『シエスタ』(銀髪少女)と出会い数々の事件を解決する。しかしある事件で名探偵は死んでしまい、その1年後、高校生となった主人公が平穏?に暮らしているところから本編が始まる。といった流れで、死に別れた相棒の名探偵の意思を(別のヒロインが)継ぎ、謎の巨大組織と戦っていくというものでした。

 1巻は3章立てで、各章で新しい少女と出会いながら事件を解決していきます。特に最後の章はまさかの展開でした。キャラクターもそれぞれ魅力的で読んでいて飽きないです。

 また、ラブコメパート、ミステリーパート、シリアスパート、アクションパートといった感じで話が進んでいくので、この本だけでいろんなジャンルを味わえた気分になります。そして、それらのジャンルを上手く料理しているので胃もたれも起きませんでした。

 総評として、多数のジャンルを一緒に楽しめる探偵小説といった形で締めさせていただきます。

 

  • 最後に

 さて、今回初ブログ投稿なので、文章力とか見やすさとか構成とか適当なものに仕上がりましたがご容赦ください。ライトノベルは学生の時からいくつか読んでいましたが、最近はめっきり読まなくなっていたため(『ようこそ実力至上主義の教室へ』と『青春ブタ野郎シリーズ』は随時購読中)、何か新しく読み始めようかなと思い話題になっていた『たんもし』を読んでみました。昔読んでいたライトノベルだと『SAO』、『アクセル・ワールド』『魔法科高校の劣等生』、『ベン・トー』、『さくら荘のペットな彼女』、『リゼロ』etc…、といった感じです。ライトノベル以外は海外小説(最近はSF)を中心に読んでいるので、何かお勧めあったらレコメンドしてください。他にも映画や漫画、登山、キャンプ、音楽(クラシック)、ゲーム、美術館巡りなどわりかし趣味が広範囲なので、そういったことも今後ブログ投稿出来たらと考えています。